塩ちゃん先生やたくさんの豪華すぎるゲスト講師の皆さんに誘われためくるめく「マリー・アントワネット」の世界。
たっぷり3時間浸った18世紀フランスの世界観は、思った以上に「人間」でした。
フランス革命を取り扱うミュージカル作品は数多くありますが、このMAは革命のなかにあっても愛を信じずにはいられない人間たちの悲哀がとても立体的に描かれている作品と言えると思います。
そして帝劇のグランドミュージカルらしい豪華な衣装・セットはさすがの一言。
それに我らがメイン講師、塩ちゃん先生の指揮のかっこいいことったら。
塩ちゃん先生の指揮棒が自在に操るのは音楽だけではなく、劇場空間そのものなのでしょう・・・。
終演後、帝国劇場の中にある一室に集合して、フィールドワーク!
帝劇支配人の阿部聖彦さんから、日本を代表する劇場である帝国劇場のことを伺いました。
帝国劇場は1911年に開館し、100年以上の歴史を持ちます。
明治から大正にかけて、欧米列強に文化面でも追いつこうとした日本が、西洋風の劇場としてオープンしたのが帝国劇場です。
当時は「今日は帝劇、明日は三越」というキャッチコピーが流行語にもなったんですって!
帝劇は昔も今もワクワクする場所であることには変わりありませんが、昔は今よりももっと特別な場所だったのでしょうね。
丸の内・日比谷周辺には劇場がたくさんありますが、他の劇場と差別化をするのであれば、帝国劇場は演劇作品だけでなく劇場に行くことそのものを楽しめる劇場であるということ。
昔から帝国劇場が提案しているのは、お買い物もお食事も楽しめるエンターテイメント体験。
他の多くの劇場のロビーではシンプルに公演グッズなどしか販売されていませんが、帝国劇場の売店やカフェではお菓子や軽食などが充実しています。
ロビーでぬれせんが買えるのは帝劇くらいなんですよ、と笑う阿部さん。
たしかに帝劇に行くと、売店でグッズの品定めもしないといけないしおやつも食べないといけないので、幕間が忙しいんですよね!笑
2018年夏に、帝国劇場は大々的にリニューアルされました。
歴史ある帝国劇場らしい雰囲気はそのままに、絨毯や椅子が新しくなってより一層素敵な空間になったんです!
阿部さん曰く、帝国劇場は細部にわたってこだわりがたっぷりつまっているアート空間。
演劇作品はもちろんですが、劇場の設備も楽しんでほしい!ということでした。
劇場そのものがアートだなんて、帝劇ってやっぱり素敵。
これから帝劇に行くことがまた楽しみになりました^^
みんなで過ごした贅沢な時間を噛み締めつつ、帰路につきました。