丸の内朝大学のクラスをきっかけに、受講生同士のネットワークから生まれた、
まち、地域、社会を変えるプロジェクトの活動をレポート!
2013.12.31
Theatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)
奈香さん:アンケートをとって渡しに来るとかね。突破口だと思って、エコッツェリアに受講生が色んな意見を渡してくれるようになると、街が変わるきっかけになるのかも。
みな:それは迷惑じゃないんですね?
奈香さん:そう思います。全部がすぐ動かせるわけではないけど、私たちは3〜5〜10年後のことを考えてハードの計画をしながら、朝大学をどうするか常にヒアリングされています。でも実際に街のユーザーである受講生にまではヒアリングできてない状況だから、声を上げてほしい。私は、街は専門家だけで作るべきではなくて、使っている人たちの意見を相互に交流させて街を作っていくべきだと思っている。例えば、ポートランド式の街作り(*注)。シアターアットドーンの活動も、ある程度活動がたまったら報告を出して、エコッツェリアに協力してほしい部分を依頼するとか、声をあげてみるといいかもね。
信さん:たとえば活動をどうしていいか分かんなくても、アイディアを持っている人はたくさんいると思うんです。その状態でも、奈香さんのような人たちに相談を持ちかけて、街や事務局の観点からみたアドバイスを求めてもいいですか?
奈香さん:いいと思う。立場上助けられないことも、窓口を教えることはできるし。
信さん:朝大生も、きっと躊躇せず、どんどん言っていいのかもね。僕は地域の活動を通して秘馬さんに「よそ者の視点で勝手にやっていいんだよ」とよく言われる。どんどん言ってアイディアを出すといいのかも。
奈香さん:そう思います。私は新丸ビルに7年もいて、あのビルのなかに100人も友達がいないんですよね。この街には24万人いるんですけど、交流する機会はないし、もったいない。
(奈香さんメモ)
* ポートランド式の街作り
ポートランドでは、市民の意見が反映された街作りがすごく進んでいるんです。いま朝大学にポートランド講座を入れているのも、丸の内でも街作りの中心部の人たちがポートランド視察に行ってくれる予定もあるけど、進んでる人たちから意見を出してもらうこともきっかけになるかも知れませんね。
(さてラストスパート。第11回へ続きます!)
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