丸の内朝大学のクラスをきっかけに、受講生同士のネットワークから生まれた、
まち、地域、社会を変えるプロジェクトの活動をレポート!
2013.12.31
Theatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)
信さん:もっと変われる、もっとこうなるはずだ、というのもおありだと思うんですけど。
奈香さん:どうなんだろうな。それはどっちかというと街側に問題があるというか。
信さん:街側に?
奈香さん:うん、今の丸の内は、色んなことを実施してもらううえで、すごく規制が多い。だからこそ街はきれいだし秩序があるのだけども、就業者や来街者に使いこなしてもらうためには色んな決まりが多すぎて。1つ1つ事例を作って、変えていくしかない街なんだと思います。2012年の夏にやったBig Weekendも実は新しい事例を作ってくれたひとつ。皇居の外苑でイベントをやるというのは初めてのことなんです。あそこには皇居があって、その前のお庭だから、当然センシティブで国の決まりがいっぱいある。
みな:そこで「そうめん流していいですか」みたいな。(笑)
奈香さん:ひとつひとつ事例を作らなければいけないから、時間がかかるけど、やったことないだけなので、段階を経てやりたい人さえいれば、絶対に変わる街だと思うんです。だからそれに根気よく付き合ってくれるみんなのようなパートナーがいないと、ディベロッパーの私たちだけでは進んでいけない。
信さん:事例をつくる人が。
奈香さん:そう、その1個1個の積み重ねなんですよね。だから朝大学というプラットフォームのおかげで街としてもできることは広がってきた。みんなにどんどん動いてもらったほうが街は変わっていくし、もっと豊かになる。
(続きは第9回へ!)
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