丸の内朝大学のクラスをきっかけに、受講生同士のネットワークから生まれた、
まち、地域、社会を変えるプロジェクトの活動をレポート!
2013.12.31
Theatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)
奈香さん:三菱地所に入って、環境に関する街作りをすることになったのですが、環境について上司から渡された資料は、ほとんど一枚も理解できなかった。
同僚から言われ、全ての打ち合わせに出ているうちに、街作りというものがどういうもので、そのために環境をどうしていくのかというのが分かってきた。
そこで、やわらかく就業者・来街者のライフスタイルや考え方を変えてもらう手段として考えたのが朝Expo。
それをイベントではなく、継続化させる為に朝大学をやりたいと上司を説得し、スタートしました。
信さん:じゃあ三菱地所へ入社したのは、2006年。朝Expoは入社直後なんですね。街作りもわからないまま入って、すぐ。
奈香さん:そう。おまけに大手町カフェという環境情報発信カフェの運営をするよう言われて。
店舗運営なんてしたことないから、どうやったら売り上げを上げられるのかも知らないのに。
でも大手町カフェも朝Expoもなんとなく、こうしたら出来るんじゃないかと完成形は自分の頭にあったんです。
どうやって組み立てていけばいいのか分からないけど、以前トヨタにいた時の経験がすごく生きていて、イベントの一番良い完成形を体験していたから、完成型は見える。
そこで、今朝大学の事務局をお願いしているサンプラックスの吉朗さん(*注)に相談したんです。
過去に私が色んな会社と仕事をした中で一番ムダがなく合理的な仕事だったのが吉朗さんの仕事だったんです。
そこで、「よしろうさん助けてください」と。(笑)
それで朝Expoのクオリティアップを目指しました。
皆:へぇ〜!そうなんだ。
奈香さん:そうそう。一緒にマニュアルをつくるところからスタート。
なぜ朝なのかというと、秘馬さんからの提案であったし、昼間の街は混沌としていて、一番気持ちいい時間は朝であること。
多くの人にとって通勤ラッシュがイヤである。
他には、ディベロッパーの立場でいうと、時間柄空いているスペースがたくさんあるので、有効活用できたら、何かしら作れるんじゃないかなと。
* サンプラックスの吉朗さん
齊藤 吉朗(さいとう・よしろう)さん。
株式会社サンプラックス 代表取締役。丸の内朝大学の運営を手がける。
※「ソーシャルプロジェクトブログ」に記載された意見や表現などは、各記事の執筆者個人の意見・表現であり、
丸の内朝大学企画委員会によるものではありません。