丸の内朝大学のクラスをきっかけに、受講生同士のネットワークから生まれた、
まち、地域、社会を変えるプロジェクトの活動をレポート!
2013.12.30
Theatre at Dawn (シアター・アット・ドーン)
奈香さん:私は、エコッツェリアの立ち上げ要員として三菱地所に入社しました。
当時メンバーはわずか4人しかいなくて、一人はエコッツェリアの発案者の上司、一人は設計担当、もう一人は主にD&Dを考える人。
当時エコッツェリアの立ち上げで、私はPR担当として入社したのに、契約書業務内容をみると「エコッツェリア全般」と書いてあったんですね。(笑)
皆:(笑)
奈香さん:立ち上げイベントを2本作るよう指示がでたんだけど、誰がそのイベントやるのかな、と思ってました。(笑)
気づいたら、朝Expo、夏の打ち水、子供向けのエコキッズ探検隊など年に4本以上の環境啓蒙をするイベントの担当になっていました。
今となっては、どうやってまわしてたのかよく覚えてない。(笑)
朝Expoは、最初は他の部署で単発のイベントとして開催していて、反響は大きいものの赤字で終わってしまい、これは続けられないということになったところを2006年の冬にプロデューサーの秘馬さん(*注)を紹介され、話を聞いて一緒にやってみたいな、と思い、2007年から朝Expo in Marunouchiと改名して続けることになりました。これが、朝大学の前身です。
奈香さん:丸の内の特徴を見てみると、大手町・丸の内・有楽町という3つの街が120ヘクタールあり、そこの土地を持っている地権者、約100社で繋がっているんです。
そういう関係性があるんだからもっと上手く街全体を活用すればいいんだな、と思いました。つまり120ヘクタールで遊んで良いんだと。
信さん:「大・丸・有(だいまるゆう)」ですね。
奈香さん:120ヘクタールでイベントをやるんだと考え方を変えて、色んな企業へ場所を貸してもらえるよう交渉を始めました。
イベントをやってみたら、一年後には一週間で2万人強が集まったんです。そこで、ひとつ満足できる形にできたんだけど、予算はというと殆どが協賛。
つまり、会社のタイミングで終えなくてはならない時がくるかもしれない。
継続は難しいのかもしれないと考えていたら、次の形へ進化させなさい、と同僚から言われて。
その宿題を出された答えが、私の中では「朝大学」という、継続的に朝学べる場所をつくるという考えだったんです。
*注:プロデューサーの秘馬さん
古田秘馬(ふるた・ひま)さん。
株式会社umari プロジェクトデザイナー。ちなみにドーンズの2人は、秘馬さんが講師をつとめた2010年秋の環境ソーシャルプロデューサークラスで出会いました。
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丸の内朝大学企画委員会によるものではありません。