丸の内朝大学

クラス委員ブログ

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2018.12.31

星空観察クラス

【第六回】アンデスの巨大電波望遠鏡ALMAの挑戦

2018年秋星空観察クラス~たまには夜空を見上げませんか?~

第六回目の授業は「見えない光でみる宇宙アンデスの巨大電波望遠鏡ALMAの挑戦」です。

今回も前回に引き続き、国立天文台教授・チリ観測所長、東京大学教授 阪本成一先生に講義をして頂きました。

ALMA(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)はチリ・アタカマ砂漠、標高約5,000mにある合計66台の電波干渉計群です。

山麓施設(標高2,900m)では、パラボラアンテナのメンテナンスや望遠鏡の制御などが行われています。

そのALMAによる最新の成果、星と惑星系の形成、銀河の活動性、遠方銀河等について説明をして頂きました。

可視光では別々の銀河も電波で見ると関係があることが分かります。

エチルアルコール、アセトアルデヒド、酢酸、アセトンなどの有機化合物も宇宙で見つかっています。

電波で見ると水の分布も一目瞭然!!

宇宙の物質を電波で調べることで、銀河や星、物質の進化が明らかになります。

これからのALMAの研究成果が非常に楽しみになる授業でした。

 

クラス委員 びば&こーちゃん

 

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