受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!
2018.11.14
新潟清酒達人検定受験クラス
いよいよ待ちに待ったフィールドワークです。
1日目。 東京からMaxときに乗って、長岡に向けて出発! 『旅のはじまり~。2日間よろしくお願いします。』朝7時台の新幹線ですが、新潟清酒で乾杯です。みんなで酒盛りしている間に・・あっという間に、長岡に着きました。 天候に恵まれ、暖かい陽気。現地在住の先生によると、ここ最近悪天候が続いたそうで、ここまで良い天気なのは珍しいそうです。新潟が温かく私たちを向かい入れてくれました。
バスに乗り込み、小千谷市にある高の井酒造さんに向かいます。
こちらの酒蔵さんでは、杜氏さんが酒造工程を丁寧に説明して下さり、酒蔵内を案内して下さいました。こちらの地方の冬は大変雪深く、全国で初めて雪中貯蔵酒を手掛けた発祥の蔵とのこと。2メートル近いタンクを真冬の時期に雪で覆い、約100日間かけてタンクごと貯蔵するそうです。雪中温度0%湿度100%空気対流0という環境により、独特の熟成でまろやかな美味しいお酒が生まれるとか。新潟小千谷市の特性が生かされて造られているんですね!
そして・・なんと実際に酒造りの仕込み体験をさせて頂きました。
酒造り三段仕込みの初添えの部分で、掛米の放冷作業と、タンクに運ぶお手伝いです。 蒸し上がったお米を別室に運び~米を板の上に広げて冷まし~酒母の入ったタンクに投入。 美味しくな~れ♪ 出来上がったお酒は、10周年記念の丸の内朝大イベントで振る舞われるそうです! どんな味わいのお酒になるのか、今からワクワクします。お楽しみに!!
さて、仕込みのお手伝いをした後は、へぎそばの角屋さんへ。社長さんや杜氏さんを囲み、高の井酒造さんのお酒を堪能しました。 へぎそばとは、地元小千谷市の名物で、つなぎに海藻のふのりを用いた蕎麦だそうです。独特の磯の香りがふんわりして美味しい!地元の方の食べ方で、めんつゆにきんぴらごぼうを入れて一緒にへぎそばを食べると、これまた違った味わい。日本酒がどんどん進みました。先ほどの雪中貯蔵酒も!人工的な甘さではなく、お米の甘みが口の中でとろけました~。お、美味しい!!雪の恵みで本当に旨味が増すんですね。
さて、一行は発酵の町として知られる、新潟市の沼垂地域へ。
今代司酒造さんや峰村醸造さんにお邪魔してお買い物を楽しんだ後、 沼垂ビールを頂きました。
そして、新潟駅西口に今年オープンしたばかりの、km-0 niigata lab(キロメートルゼロニイガタラボ)へ。こちらのlive kitchenでは、新潟の食の美味しさを味わえる場所として、旬の食材を使って料理人の方が目の前で説明しながら振る舞ってくれます。
今回はのテーマは、「定番酒としぼりたて(新酒)を飲み比べてみよう」 ~酒蔵がある地域の食文化を生かしたおつまみとともに~です。 酒蔵さんの特徴などを聞きながら、頂きました。 ①鮎正宗酒造さん(妙高市) 純米酒 鮎正宗×笹ずし、しぼりたて純米生原酒×卵黄の味噌漬「かんずり」のせ ②お福酒造さん(長岡市) お福正宗 純米酒×大根鉢の茶碗蒸し~神楽南蛮味噌と~ 純米初しぼり新酒×長岡野菜の蓮蒸し ③八海醸造さん(南魚沼市) 清酒 八海山(普通酒)、しぼりたて原酒 越後で候×マッシュルームペーストの豚肉巻き
お料理は盛り付けが見た目にも美しく、色鮮やかでした。 地元で生まれたお酒は、地元の食とよく合うんですね! 個人的には、鮎正宗のしぼりたて純米生原酒と、卵黄が組合せが抜群でした!マリアージュ!!フレッシュだけどちょっと濃いめのお酒に、かんずりがぴりっときいた濃厚な黄身に合いました。
2日目。
2日目の今日も良いお天気!昨夜お邪魔したkm-0 niigata labで作って頂いた朝ごはんのお弁当を持ち込み、新潟駅から磐越西線に乗って、阿賀町津川を目指します。
津川駅に着くと、あちこち紅葉していて見事でした。シンボルである麒麟山も綺麗に紅葉してました。昔の伝統的な婚礼を再現したお祭り「つがわ狐の嫁入り行列」が有名だそうで、町のあちこちにかわいいキツネの絵やオブジェが!隠れキツネを探すのも楽しそうです。 のどかな町並みを歩くと、阿賀野川が見えてきました。川の水が透き通っていてきれい。 湧き出ている水を飲むと、何ともまろやかで柔らかい味わい。この軟水で、阿賀町のお酒が造られているのかと思うと、美味しいのがうなずけます。
阿賀町には、2つの酒蔵さんがあり、下越酒造さん、麒麟山酒造さんを見学させて頂きました。
見学後は、お蕎麦屋さんの塩屋橘さんに立ち寄り、蕎麦膳と2蔵の地酒を堪能して、再び新潟駅へ戻り、解散。FW終了です。
今回のフィールドワークでは、2日間で4蔵の酒蔵見学。と、なんとも贅沢な旅でした。実際に酒造りを目で見て、お米に触れ、新潟の食と共に新潟清酒を味わいました。新潟清酒検定のテキストを読むだけではイメージの湧かなかったことが、フィールドワークを通して学ぶことが出来ました。
日本酒飲んでばっかりの楽しい楽しい2日間でした!
クラス委員 おっきー&ようかん
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丸の内朝大学企画委員会によるものではありません。