受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!
2018.11.08
忍者のいろは伝承クラス
『忍者のいろは伝承クラス』はじまりました。
周りの友だちからは
「忍術を習っているの?」
なんて聞かれたりしますが、ちょっと違うんです。
わたしたちが学ぶのは、
『忍びの心技体から学ぶ対処術』。
いまを生きるわたしたちにも役立つ知識なんです。
忍者研究のトップクラスの方々を講師に迎え、
さまざまな側面から忍者に求められた能力や心得などを紐解きます。
第一回目の講師は、三重大学で忍者学を教えていらっしゃる高尾善希先生。
高尾先生は、忍者の装束でわたしたちを出迎えてくださいました。
忍者と聞くと、時代劇や「忍者ハットリくん」を思い出しますよね。
(ちなみに平成生まれさんがハットリくんを知らなくてびっくり)
黒や紺の目立たない恰好でお屋敷に忍び込んだり、
手裏剣をシュッシュッと飛ばして敵を殺めたり、
ひっそりと活動しているイメージです。
ところが、実際には「陽忍」と「陰忍」の2つが存在し、
いち市民として暮らしながら役目を果たす忍者もいたとか。
また最新の研究では、適材適所で専業化されていたという見解もあり、
脚の遅い忍者や、道案内や門番をする忍者もいたとか。
まるで現代の会社組織のようですね。
忍者は、特に戦国時代に需要が高かったそう。
あちこちで戦いが繰り広げられていた時代ですから、
お国のための情報探索や斥候・奇襲・守衛が任務でした。
忍者の存在は民衆にも知られていたそうで、海外の文献にも残っているほど。
だから身分が知られないように活動することは、命掛けといっても過言ではありません。
ストレスフルな環境で、いったいどんな風に生きていたんだろう。
体力・忍耐力・交渉力…さまざまな教えがあったという忍者。
次回は、そんな忍者の時代への適応性について学びます。
ニンニン。
のじ丸&かも丸
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