丸の内朝大学

クラス委員ブログ

受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!

2018.11.08

心理メソッドクラス

【第5回】信頼関係を構築する方法

こんにちは!
第5回の心理メソッドクラスです。
少しずつ寒くなり、朝はちょっとつらくなってきたのかな、と思いつつ、皆さんいつものように参加されました!


今回のテーマは「信頼関係を構築する方法」本日は「脳のトレーニング」からのスタート!
ふとももの上に手を置きます、右手はグーでたたき、左手は手の平をふとももの上で前後にさする、今度は、右手は前後にさすり、左手はグーでたたく、それをリズミカルの先生の合図に合わせて、交互に行う、という、トレーニングを。合図と同時に、両方ふとももをグーでたたいたり、と慣れたころに、次、次、と、集中トレーニングでした。
朝の目覚めにはよいトレーニングとのこと、おかげで私もすっきりしました!

そして、過去4回の授業の振り返りをグループごとに行いました。自分の感情に気づくようになった、OKラインをつかって、高かった自分のハードルをさげ、できたを感じられるようになった、コントロールできない、他人の言動に気づけるようになった、など皆さん日常生活のあちこちで、生かせるようになったとのことでした。

最初のワークは、これまで相手を「信頼できる」と感じたことを「仕事」「恋人」「友人」「家族」にわけて書き出してみることから始まりました。

「仕事」:すぐに行動してくれる、丁寧にしてくれる
「恋人」:忙しくても会ってくれる
「友人」:時間を惜しまずに、相談にのってくれる
「家族」:へこんだときに味方になってくれる
そして、次は、これまで相手に「信頼してもらう」ためにしたことを書き出しました。

「仕事」:情報の共有、共感する
「恋人」:マイナス面を受け入れる
「友人」:誕生日にメッセージを送る
「家族」:なんでも話すようにする

一番多くかけた項目はなんでしょう?
それは不確実性の高い状況・環境だと自分が思っているもの、つまり裏切られる可能性が高いもの、のようです。
多くの方は「仕事」と答えていました。自分も圧倒的にそこが多かったです!
信頼の感じ方は人それぞれであり、1でいい人もいれば、10必要な人もいます。安心は相手が感じるもので、コントロールができません。相手が安心するための努力をしていくことはとても大切です。

2つの信頼
信頼には「能力」と「意図」による信頼があります。
「能力」つまり、社会地位、肩書き、知識、実績、技術、それに対して「意図」とは、人間性、性格、熱量、やる気、愛などをいいます。
実は相手の求めている信頼が、どちらであるのかを把握すると、信頼関係が構築しやすいそうです。「能力」を求めている人に、「意図」のボールを投げてもいっこうに響きません。相手のニーズは知っておかないと、余計な労力がかかってしまうかもしれません。

信頼関係構築のポイント
・信頼のボールを相手が安心するまで投げ続けること(投げるボールのレパートリーを増やす)
・求められるものと提供するものがあっているかを確認する(能力と意図)

最後に、いつも無意識で行っている信頼関係の構築パターンをグループでシェアし、レパートリーを増やすディスカッションをしました。
投げるボールのレパートリーは、たくさん準備することで、相手を安心させることが可能になり、信頼を構築する近道になります。
自分の方法だけではなく、他の人の意見を聞けたことで、レパートリーを増やせました。
これは、友人や同僚に聞いてみて話しあうことも、一つの信頼関係構築になるかもしれないですね。

本日の宿題
「いろいろな大きさの信頼を発見しよう!」です。
信頼関係を築くことはとても大変なことですが、このようにひもといて、準備しておくことで、ストレスを緩和して信頼関係構築できるなら、こんなお得なことはないです。
といっても難しいのですが、これを知っていると知らないでは、大きな差だな、と実感した授業でした。

クラス委員
ゆっこ&あさこ

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