受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!
2018.12.24
奄美をつむぐ手仕事クラス
座学の授業は本日が最終日。
奄美大島で泥染めの工程を担っている「金井工芸」さんから金井さんにお話いただきました。
金井さんは東京で一度就職していましたが、家業を継ぐために奄美大島へ戻られたそうです。
びっくりしたのは、奄美大島での大島紬をつくる工程は昔から完全に分業制とのこと。
前の工程から受け継いで成り立つということなのです。
さて、その泥染めですが、
⓵テーチ木を煎じて釜で煮詰めた液で絹糸を染める
⓶染めた絹糸を泥田で染めていく
この工程を経ることによって、絹糸が黒くなっていくそうなのです。
この泥田が肝でして、この泥には鉄分が含まれており化学反応により黒くなっていくとのこと。
昔の人の知恵ですね。
さて金井工芸さんが注目されるのは、奄美大島での伝統の手仕事をそのまま守るだけでなく、伝統の技術を現代にいかして活動を続けいっていることにあります。
活動の幅は海外にも広がっていっています。
有名アパレルメーカーからの引き合いも多いそうですよ。
手仕事の未来を見た気がします。
さて、来週はいよいよFWで奄美大島と加計呂麻島へ訪問です。
水野さんに事前の工程をレクチャーいただきました。
実は今日お話しいただいた金井工芸さんにも訪問予定なのです。
それでは来週、無事奄美空港でみなさん会えますように。
しまじぃことすぎじぃ。
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