受講生のなかから選ばれるファシリテーターの「クラス委員」が
各クラスの様子をレポート!
2018.11.16
忍者のいろは伝承クラス
第二回目も忍者の本場・三重大学で
忍者学を教えていらっしゃる高尾善希先生が講師。
腰に刺さっているのは”刀”ではなく”折り畳み傘”というお茶目な先生ですが、
忍者や古文書に関する想いや知識はものすごいんです。
今回は、江戸時代に編纂された「万川集海」という忍術書や
三重県の史籍、江戸城の古地図などをもとに
・なぜ伊賀忍者が有名なのか
・戦国時代の伊賀忍者の身分や活動
・戦乱が落ち着いた江戸時代の伊賀忍者の暮らし方
についてじっくりお聞きしました。
「万川集海」の「川」は「忍術」を指しているとのこと。
一子相伝とされてきたさまざまな流派の忍術(川)を集めて
海のように大きく広くまとめた書物です。
もともと小さな山城が多く、山に囲まれていた伊賀は、
戦乱時代であっても他国から攻められにくかったという特徴を持ちます。
また、伊賀の人々は、頑固でポーカーフェイスで有名だったとか…
そんな独特の民族性や情勢が、優秀な忍者の創出につながったんですね。
学生時代にこんな裏話が聞けていたら、
日本史や地理をもっと楽しめたに違いない!
そんな好奇心をくすぐる1時間でした。
いよいよ次回は、忍者食づくり。
のじ丸&かも丸
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